AppSeed様のご依頼でミステリーゲーム(推理クイズ)を制作しました

AppSeed様のゲームアプリ「イラスト探偵 -謎解き推理ゲーム-」の推理クイズ制作のご依頼をいただきました。ありがたいことに2020年~2023年現在まで、3年間定期的に制作させて頂いております。

ミステリーゲーム概要

1枚のイラストから事件の謎を解き明かそう!
「イラスト探偵」は簡単な操作で探偵気分を味わえる謎解き推理ゲームです。
問題は全部で130ステージ、520問あります。
全ての謎を解いて名探偵を目指しましょう!

◆イラスト探偵の遊び方

1.解決したいミステリーを選択します。
2.出題される問題を確認します。
3.問題の解答と思う箇所をタップします。*ピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小も可能です。
4.正解すれば次の問題に進めます。

公式サイトより引用

ご依頼の経緯

2020年にランサーズを通じてお声がけ頂きました。AppSeed様はスマホアプリの開発をメインとされていて、ミステリーゲームの制作をする人を探していらっしゃるとのこと。他社様のミステリーゲームの制作経験があったので、二つ返事でお引き受けさせていただきました。

今思えば、この出会いが私が謎解き作家として独立するきっかけでした。AppSeed様からご依頼頂いた謎解きゲーム(「イラスト探偵」や「密室」シリーズ)がご好評いただき、そのおかげで謎解きイベントのお仕事も増え、2022年1月に専業になることができました。あの時声をかけて頂いて本当に感謝しています。

制作内容

1つの殺人現場につき簡単なミステリークイズを4問入れて、順番に答えていくと事件の真相がわかるようになっています。

制作方法は企業秘密であまり詳しく説明できないのですが、以下のような内容でネタ出しをします。
・殺害現場
・殺され方(刺殺、絞殺、撲殺、銃殺等)
・致命傷(胸、首、頭、背中等)
・凶器(ナイフ、ロープ、花瓶、ライフル等)
・トリックのポイント(指紋が拭き取られている、時計が止まっている等)

上記の5項目を思いつく限りリストアップした資料を作っているので、過去の問題と被っていないかチェックしながら、つじつまが合うように事件概要を制作、参考画像を作成、問題とヒントと答えの文章制作をして、提出用データにまとめて完成です。

雰囲気はAppSeed様の動画を観て頂けるとわかりやすいと思います。

制作で工夫していること

①過去のステージや他社様で制作したクイズと被るものを使わないこと。量を作っていると地味にこれが一番大変ですが、一番大事です。
②テンポよく楽しめるように難しすぎるトリックや長い文章は入れないこと。
③できれば展開に意外性を持たせること。
④一枚絵が単調にならないようにすること。最近はAppSeed様からもアイデアを頂いて殺害現場の幅がかなり広がってきました。

からくり小箱が制作しているのは原稿のみで、あとはイラストレーターさんと開発のAppSeed様の力で面白く&わかりやすくなって作品が完成しています。

イラスト探偵にまつわる思い出

「イラスト探偵」と「鍵のない密室」(のちにシリーズ化)、2つとも人気ランキングに選んで頂きました。ありがとうございます。

週刊ポスト様に掲載して頂いたこともありました。脳トレとして有効という偉い人のコメント付きでした。
いつか雑誌特有のミステリークイズも作ってみたい。

今後もAppSeed様にご依頼いただける限り、皆さまに楽しんで頂ける推理ゲームを制作できるよう頑張ります。イラスト探偵はまだまだ定期的に問題が増えていきますので、ぜひ全問解いてもアンストせずそのままお楽しみください。