AppSeed様のご依頼でミステリーゲーム『イラスト捜査』を企画制作しました
いつもお世話になっているAppSeed様からのご依頼で、ミステリーゲーム『イラスト捜査』の企画から制作までを担当いたしました。

アプリ概要
<1枚の事件現場イラストから犯人を突き止めろ!>
『イラスト捜査官』は、簡単な操作で事件現場の捜査官となり、名探偵気分を味わえる謎解き推理ゲームです。20ステージの問題があり、すべての事件を解決することを目指します。
難易度:カジュアル(一般向け)
詳しくはこちら:イラスト捜査-謎解き推理ゲーム-
ご依頼の経緯
駆け出しのころからお世話になっているAppSeed様からのご依頼で、これまでにも『イラスト探偵』『密室シリーズ』『リアル捜査ゲーム』『喫茶イエスタデイ』など、ミステリーアプリの制作をお手伝いしてきました。
今回の新作『イラスト捜査』は、AppSeed様から「犯人当てに特化した推理ゲームを作りたい」というご要望を受けて制作したものです。
制作内容
『イラスト捜査』でからくり小箱が担当したのは、ゲームの構成(企画)と推理問題です。
プレイヤーは事件現場で手がかりを集めた後、容疑者3名の証言を聞き、怪しい人物を1名選びます。この「犯人当て」を中心にしたゲーム設計が今作の最大の特徴です。
正解した時の手ごたえが気持ちよく、どんどん挑戦したくなるようにイメージして制作しました。
制作で工夫したこと・苦労したこと
このゲームならではの魅力
『イラスト捜査』は、いわゆる「フーダニット(Who done it?)」に焦点を当てたカジュアルなゲームです。
フーダニットはミステリーの最終局面になるのですが、本作はその一番面白い部分だけを切り取った贅沢なゲーム設計になっています。
工夫した点・苦労した点
制作を始めた時点で、すぐに「厳密に詰め切れない」という壁にぶつかりました。アプリの仕様上、文字数やイラストの制限があるためです。
例えば、事件現場で「なぜ犯人はハシゴを使わなかったのか?」という不自然な点がある場合、容疑者Aが高所恐怖症であるとわかれば「犯人はハシゴを使いたくても使えなかった。なぜなら高いところが怖いからだ」という推理に落ち着きます。
本来ならば、他の可能性を全て排除する厳密な推理を重ねる必要がありますが、文字数やゲームのペースを考慮してシンプルにしました。カジュアルゲームにおいては、サクサク進めるバランスが重要だと考えたためです。
その分、納得感のある問題に仕上げるために、開発元であるAppSeed様からも意見をいただき、何度もブラッシュアップを重ねました。
実際にいそうな容疑者のリアルなイラストや、犯人を当てたときの爽快な演出も含めて面白いゲームに仕上がりました。
ぜひカジュアルな気持ちで、贅沢に犯人当ての楽しさを感じていただけたらと思います。