株式会社八清様「謎解き京都町家巡り」を制作しました

京都四条で、町家をめぐる周遊謎解きを制作いたしました。「町家の日」イベント内で開催された1日限定の謎解きで、ストーリー制作、謎制作、WEBサイト制作、キット制作を担当しました。

謎解きイベント概要

制作時期:2025年秋~2026年1月

所要時間目安:約2~3時間

難易度:一般向け

開催場所:京都四条エリア

あらすじ

京都の街を歩く新人大工のたくみくん。
いつもの通り道で出会うのは、町家を大切に思うおばあちゃん。

「古くなった家を壊すか、直すか…」
――相談を受けた匠くんは、親方に

話してみることに。
「それなら、お前がやってみろ」
――親方の言葉に背中を押され、挑戦が始まります。

匠くんと一緒に旅するのは、おばあちゃんの孫のせいちゃん、
そしてちょっと不思議な猫・みゃーこ。
仲間と力を合わせ、町の人々から知恵を学びながら、
古い町家を蘇らせるための謎を解いていきます。

小さな謎から大きな謎まで、解き進めるたびに
町家は少しずつ息を吹き返す――。

あなたは匠くんを、一人前の大工へと導き、
町家を未来へつなぐことができるでしょうか?

ご依頼の経緯

お問い合わせをいただき、オンラインでのお打ち合わせを経てご依頼いただきました。

謎解きの制作内容

ストーリー、謎解き本編9問+特設サイト用お試し謎2問、WEBサイト制作、キット制作を制作しました。八清様ご自身も謎解きがとてもお好きで、初期段階から具体的な方向性をご共有いただきました。そのイメージをもとに、町家の魅力が自然に伝わるよう、ストーリーや謎の構成に落とし込んでいきました。

制作で工夫したこと

①町家の魅力と知識を自然に伝える
八清様が町家を専門とする不動産会社様だったため、町家の魅力を伝えることを大切にしました。まず私自身が町家のことを知らなかったため、学ぶところから始め、いただいた冊子や本を読み込み、現地視察でも実際の町家をご案内いただきました。どこを参加者さんに知ってほしいか、どんな謎にすれば自然と魅力が伝わるか、知識が身につくか、そしてできれば、町家に住んでみたいと思ってもらえるか……と考えながら謎を設計しました。

②難易度設定の調整
難易度調整は普段から特に気を配っておりますが、今回は八清様が何度も社内デバッグ(テストプレイをしてフィードバックを頂くことです)をしてくださったおかげで、より繊細な調整ができました。その結果、当日は多くの参加者が自力で大謎にたどり着き、気持ちよくひらめいていただけたように感じています。また、イベントの動線にも細かく気を配っていただき、参加者さんにとってストレスの少ない素晴らしいイベントになりました。

③アクションを入れて楽しく
今回のルートは、四条エリアをぐるっと回ってスタート地点に戻ってくる構成でした。行きは謎解きに使える町家が多かった一方で、帰り道には謎の題材にできる建物が少なかったため、どうすれば最後まで飽きずに楽しんでいただけるかをご相談しました。今回は社員の皆様がスタッフとしてご協力くださる形だったため、謎を解くとスタッフさんとハイタッチしたり、握手したりする楽しいアクションを取り入れることになりました。当日はスタッフさんがとても明るく盛り上げてくださったおかげで、帰り道も印象に残る楽しい時間になりました。

特設WEBサイトやキット制作についても、八清様、デザイナー様、エンジニア様にご協力いただき、素敵な仕上がりになりました。

謎解きイベント当日の思い出

私が到着したときには当日券が完売していて、嬉しかったです。

スタート地点は本社前でした。本来、周遊イベントは無人で行うことも多いのですが、今回は特別でスタッフさんにたくさんご協力いただき、有人ならではの温かいイベントになりました。

赤い法被を着ているのがスタッフさんです。有人イベントになったので、SCRAPさんのように豪華にチェックポイントも作ることができました。参加者アンケートでは、このチェックポイントでのアクションが一番楽しかった、という声もいただきました。

佛光寺にて、大謎を解く参加者さんたち。

最後の謎だけは少し難易度が高いので、座ってゆっくり解ける場所にしました。テーマである「町家のリノベーション」が一番体感できる謎でもあり、じっくり解いていただけてよかったと思っています。近くにはスタッフさんも待機して下さり、絶妙なタイミングでヒントを出してくださっていました。

途中のポイントで、町家ならではの問題を解いている参加者さんたち。冊子の中にも「駒寄せ」「ばったり床几」など町家の名称に関する案内ページを入れていたので、そのヒントに気づいていただけるか、後ろで見守っておりました。

イベントが無事成功した後は、八清様とランチをいただきながら反省会と裏話で盛り上がりました。
株式会社八清様、 当日のスタッフさんとしてお手伝いいただいた京都工芸繊維大学の謎解きXcape様、ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。