休日ハック様/宮城県多賀城市様/ JTBコミュニケーションデザイン様のご依頼で周遊謎解きを制作しました

2024年に創建1300年を迎える多賀城を舞台にした、周遊謎解きイベント制作のお手伝いをさせていただきました。

企画制作は休日ハック様(街ハック!様)です。お声がけ頂きありがとうございます。

謎解きイベント概要

2024年に創建1300年を迎える多賀城をテーマとした、多賀城市をめぐる周遊謎解きイベントです。

■開催期間:2023年6月24日(土)~

■販売価格:880円(税込)

■推奨年齢:9歳以上
(大人の方のサポートがあれば、
 さらに小さなお子様でも楽しめます)

■所要時間:60~120分
※移動時間を含む想定の時間です。

■あらすじ

あなたはとつぜん、
変わった格好の子供に話しかけられた。

「われは大野東人の子、横刀(たち)だ。
 …む?周囲の様子がおかしいな。
われの父上は…?」

まさか、奈良時代からやってきた
なんてことは…ないよね!?
あなたは予言の巻物を駆使して、
横刀をもとの時代に返すことはできるだろうか?

ご依頼の経緯

お世話になっている休日ハック様が多賀城市の謎解きを制作されるとのことで、お声がけ頂きました。

先に企画案(ストーリーの方向性)が固まりつつあったので、現地で打ち合わせと視察を兼ねて……ということで、2023年1月に仙台へ向かいました。

謎解きの制作内容

からくり小箱がお手伝いしたのは、ストーリーと謎解き9問の制作です。制作期間は視察を含めて1~2ヵ月ほど。

今回は多賀城周辺をじっくり見て魅力を再発見してもらうために、現地にあるものを使った謎解きになりました。

現地で休日ハック様、株式会社 JTBコミュニケーションデザイン様と合流し、多賀城市観光協会様、多賀城市観光案内所様と打ち合わせ。
現地の歴史やポイントを教えて頂きました。とくに、多賀城碑は現地の象徴となる大事なものだという想いを熱く聞かせてもらえたのが良かったです。

企画案の時点で事前にかなり調べてはいたものの、1300年の歴史があるので知らないこともたくさん。多賀城市様からストーリーとキャラの設定を「いいね!」と言って頂けてほっとしました。
さらに車で多賀城周辺をご案内頂き、車の中が雪だらけに……。大変な日にありがとうございましたm(_ _)m

翌日は休日ハック様のディレクターさんに謎の内容をご相談して、後は作るだけという状態で帰宅。かなり気持ちが楽な制作となりました。

制作で工夫したこと

フィクションではありますが実際の歴史に絡んでいるので、正確性を一番に考え、絶対にないだろうということは入れないようにしました。
(2023年現在のものを使って謎を解くので厳密にはあれなのですが、できるだけ昔からあるものを使うようにもしました)

ストーリーで気をつけたことは次の3点です。

①多賀城への思い入れが強くなるストーリー展開にすること。
②大野東人の子、横刀(たち)を魅力的に描くこと。
③さわやかな後味にすること。タイムトラベル物は最後がほぼお別れになるので、切なくもスッキリするように気を付けました。

謎解きでは次の3点に気を付けていました。

①謎を解いたときに、お子さまのテンションが上がる言葉が出ること。(休日ハック様のパパさんディレクターさんにもアドバイスを頂きました)
②どの時間帯でも解ける場所を使うこと。
③最後に重要なひらめきがあり、歴史上の内容とリンクすること。

視察の思い出

多賀城市文化センターの会議室をお借りして打ち合わせ。
この日はあいにく日本列島を大寒波が襲った日で、宮城でも珍しいほどの大雪でした。
「本日はお日柄もよく…」というジョークが飛び交います。


夜に食べた牛タン定食、言葉に表せないほどおいしかったです。


翌日は晴れて雪も減り、多賀城碑を歩いて視察することができました。
写真は多賀城市の皆さんにとって魂ともいわれる大切な場所。
歴史上のお話だけでなく、どれほど精神的に大切なものであるかをじかに伺えたことが制作のヒントになりました。

東北にお越しの際は、1300年の歴史を感じられる多賀城謎解きを遊んでみてください。
歴史の魅力だけでなくご飯がどこに入っても美味しいので、旅行先としても本当におすすめです。

株式会社休日ハック様/株式会社 JTBコミュニケーションデザイン様/多賀城市観光案内所様/多賀城市観光協会様、ありがとうございました。